Sophia University Central Library

勉強するのに最高。

快適。

좋은데 컴퓨터가 너무 느려요

O女史にｼﾞｭﾈｰﾌﾞ・ｲﾝﾀｰｺﾝﾁﾈﾝﾀﾙﾎﾃﾙ ﾚｽﾄﾗﾝで食事をご馳走になった前後に「日本の戦時下に機能しなかった平和運動」について数回だが話をした時のこと。★それはO女史が1971年に出版された書の、その後を情報として検証する有意義な時間でもあった。★というのは、私が🇨🇭、🇳🇱、🇫🇷、🇬🇧と取材を重ねた中での [戦間期（1920s-1930s）欧米平和組織と、その各組織の発行機関誌情報] が主な内容だった。★それを国際連盟古文書課（LNA）（因みに国際連合欧州本部には、国際連合図書館と、LNAがある）にある史料と照合していた時のこと。LNA女性ｱｰｷﾋﾞｽﾄJ氏が、私が2週間使用していた机上のﾒﾓを、O女史に通知したことがあった。「WRI, IFOR, PPU, Toc-H, AMB, MRA, WILPF, NCP…」等だが、これ以外にも50以上の各組織の略称ﾒﾓを、O女史に通知したことから「日本人誰なの?」と言われたJ氏が私を呼び出したのが出会いだった。★「「これ試験問題ね!」私はこの内二つは書いたけど、他は活動実態詳細となると…」と言われた。恐縮した私は「ﾛﾝﾄﾞﾝのSOAS, LSE（各貴重書ｺﾚｸｼｮﾝ), ﾊｰｸﾞ平和宮（Peace collection）, ﾊﾟﾘ, ﾌﾗﾝｽ国立図書館（Romain Rolland Archives 当時）, 🇨🇭 ﾛｰｻﾞﾝﾇ大学欧州財団（ｼﾞｬﾝ・ﾓﾈ, ﾛﾍﾞｰﾙ・ｼｭｰﾏﾝ, ｺﾚｸｼｮﾝ）他での入手史料組織団体の略号であることを告げた」。★そして、これらの史料を前記のような目的で調べるため、ｼﾞｭﾈｰﾌﾞ大学からLNAまで通っていましたと申し上げた。だが、LNAには、各国著名平和人脈が署名した「Anti conscription manifest」のような、Adhoc委員会原史料群の所蔵はなかったと申し上げた。★O女史は「宗教が絡む難しさが国際連盟には、当時からあって、LNAでもそれが投影されていること。それゆえ各平和組織機関誌掲載記事から調べられたのは正解ではなかったか」と言われた。★こう申しては失礼かも知れぬが、真摯な話し方に、爽やかな印象を抱いたものだった。「これ試験問題ね!」と笑いながら、その略記組織情報検証のやり取りは厳しさに満ちていた。ｱｶﾃﾞﾐｽﾞﾑ教職時代の成果、国際主義団体研究の実践として、大学の正義を超えた生き方を、ｼﾞｭﾈｰﾌﾞでの出会いで知ったO女史こと緒方貞子さんに見ていた。
★私は、海外機関の援助で、採算のとれぬ旅をしてきた。その影にこうした出会いに救われた。その学恩は計り知れない。

書庫で盗難に遭いました