Nihonkirisuto Kyodan Shuri Church

首里教会と十字架、
、以前より、いつも気になっていた写真がありました。外壁と尖塔の十字架しかない教会の前に米兵が写っている沖縄戦の写真です。写真の説明には“首里教会”とあります。ネットで首里教会と調べて、現在の外観の写真から想像しますと、この“首里教会”とは、日本キリスト教団首里教会ではないかと、まえから思っておりましたが、休みがとれたので、思い切って御邪魔してみました。日曜礼拝が終わり、委員会の時間であったようですが、親切な教会員のかたが、案内をしてくださいました。左手から階段をあがり、聖堂に入ると、正面にありました。あの十字架が祭壇の前に、斜めに固定されていたのです。この斜めに固定された十字架は、砲撃を受けた十字架の表面を修繕し、滑らかに復活したものだそうで、戦後もプレハブの教会で使用していたとお聞きしました。修繕したものですから、根本の部分をよく見ると、なにかで厚く塗り加えたことが分かります。わたしが御邪魔しましたのは、2017年9月10日でありました。なんと、この8月に新しい尖塔が出来たばかりだとお聞きしました。屋上へと続く、真新しいドアを開け、振り返ると、広く、あざやかな青空のなかに、あの、欠けた十字架がありました。真新しい尖塔のてっぺんには、銃撃と砲撃を受けて下方が削られ、周囲がボコボコになった、あの十字架があるのです。当時のことを克明に覚えている教会員の方々の記憶から、当時の十字架を再現したとのことです。お礼をのべて、歩いて5分の、ゆいレール首里駅に向かう途中で、ボロボロと泣けました。
、自分だったら、どうしただろう？　どうせ　お金をかけて、新しいものを作るなら、十字架も、あらたなものをと考えてしまうのではないでしょうか？
、わたしは仕事のときは、なるべく　ひとつひとつを振り返り、成功した仕事も、失敗したことも、次があったなら、適切に仕事を終えたいと、いつも思っております。
、歴史を知り、歴史に学ぼうとしない者は、失敗の歴史を繰り返す。私は、あの十字架や写真をみるとき、思いを新たにしたいと思います。ありがとう。(2017.9.10)

2021年。尖塔の十字架が復刻して、3年が経ちました。今回は、家族と　お邪魔しました。たまたま、着任された上地牧師先生が居らした。尖塔まで入れていただきました。首里城や　ゆいレールが見渡せます。狙撃に適した場ですから、圧倒的な攻撃も受けたはずです。
アメリカの立場から見た沖縄戦映画『ハクソー・リッジ』では、主人公が、この教会前のテントで休む場面があります。前田高地の戦いでは、前田の住民の6割が戦闘の犠牲になりました。(2021.5.3)

50年以上前に何度かお邪魔致しました。　金城重明先生から貴重な戦争体験のお話しを伺いました。　先日、機会がありましたのでお邪魔致しましたが、周囲の様子がすっかり変わり驚きましたください

沖縄は教会が多いです。

卓球台があります。