Taitaka Temple

金毛山 太髙寺
いすみ市能実にある現在は曹洞宗のお寺です。鎌倉時代末期～室町時代初期にかけてあちらこちらを廻った、夢窓疎石(むそうそせき)という臨済宗の偉いお坊さんが、こちらで2年ほど庵を結び座禅を組んだそうです。朝廷から国師号を賜り夢窓国師と称されたそうで、本堂の裏山には、夢窓国師が座禅をした金毛窟という洞窟があります。

太高寺に伝わる夢窓国師の袈裟

二十五条袈裟は太高寺に伝わる縦121.5cm、横216.5cm、淡縹色の上質な麻布で、最高の僧が着用する「如法衣」と呼ばれる縫製と質感をもっている貴重なものである。資料等が焼失しているが、鎌倉円覚寺に伝わり夢窓国師着用とされる袈裟と風合いや縫製は似ており、夢窓国師所用と判断される。
なお、七条袈裟、座具、袱紗についても附資料とされている。
千葉県HPより引用

『正覚国師御詠』(正覚国師は夢窓疎石の別称:元禄年間成立)には、退耕庵を訪ねる某が、「このすまゐのめつらしさに心のとまるよし」という内容の歌を詠んだのに対し、「めつらしくすみなす山のいほりにもこころとむれはうき世とそなる」という疎石の返歌が記されている。
ある人が、疎石の庵が清新な事に感心したのに対し、疎石は、清新に住んでいる山中の庵でも、この世に心を残していると、無常の世にいることを思い出す、と詠んでいる。
夷隅町史　通史編参考

お寺の奥には夢窓国師というお坊さんが座禅修行した洞窟があります。大きさは2メートル位です。
洞窟内の壁には夢窓国師が書いた金毛窟という文字が残っています。
この地区は能実(のうじつ)といって能く実る土地という意味があり、これも夢窓国師がつけた土地の名前だそうです。

特に無いですね。