Yotsuyanuma Biotope Park

2023/11/22
秋の宵、静寂の中ひときわ美しい景観でした。

2023/05/30
谷汲深坂の美しい原風景をそのままに、「四ッ谷沼ビオトープ公園」が環境整備されています。
湿地帯に生息する生き物たちの生態や四季の花を間近で観察することができます。

四ッ谷沼周辺は、はるか昔大きな湖でした。
谷汲断層が近くを走っており、断層のずれによって川の流れが遮られ、水が低地に溜まって湖ができました。
その後、湖には枯れた植物(ヨシ、スゲ等)が湖底に溜まり続け、約30mの深さまで堆積しました。堆積した柔らかい植物が、厚い泥炭の層を作っているため、非常に軟弱な地盤となっています。
この上に建物などの重い物を建てても、次第に沈んでしまいますし、道路も大型車両は通行禁止となっています。
また、一本の道路が公園の横を走っていますが、嵩上げすることができないため、池の水面すれすれに作られています。そのため、池が増水すると道路がすぐに冠水してしまいます。
ただ不思議なことに、大雨が降った後に必ず冠水するわけでもなく、良いお天気なのに突然冠水して、通行不能になっている事があります。
断層のずれによる地下水の影響でしょうか…。
そして、散策路にかけられた木橋も冠水により朽ちている箇所がありますので、訪問される方は気を付けて通行して頂きたいです。

縄文時代の丸木舟が、この地から出土しています。近くに渡船場跡もあるので、はるか昔からかなり広大な水辺だったのだと、往時の風景に思いを馳せることができます。
ビオトープ公園の周辺一帯が、湿地帯となっており、谷汲の山々に囲まれた爽やかでとても心地良い公園となっていますので、みなさんにもぜひ訪問して頂きたいと思います。

朝の四ッ谷沼の風景です。

しばしば道路が一部水没することがあります

2021年10月に訪れました。
老朽化によりあちこちの通路が閉鎖されていたり枕木で作った橋が今にも落ちそうでしたが、ビオトープは私好みで良かったです

何気に散策していたらこの辺り一帯が自然が多く残り道路を挟んだ反対側もビオトープって感じでした。

ビオトープとは、ギリシャ語の「bios（生物）」と「topos（場所）」の合成語で、生物が自然な状態で生息している空間のことを意味します