Hapo's Store

飾りっけのない寂（さび）れた店だな。。
ふとっ、歩みを止めた。
他の土産物店よりも、何処となく暗く。
入るのを少し躊躇（ためら）った。
女性が一人、店の奥でただ黙々と刺繍を縫っている。
店に入って暫く店内を見渡した。
客に押し付けるような物売りはなく。
店主はただ、そのひと一針に魂を注ぐが如く、布と向き合っている。
暫く店内をのんびりと観察した。
その、どれもがアイヌ真実だった。。
阿寒湖の土産物店を、色々と歩き回った私は何か「ほっ」と出来た。
店主さんと少しだけ話をさせていただいた。
家族の事、生きていく為の刹那（せつな）。
店の営業時間も区々（まちまち）だとか。。
もし、この文面を読んだあなたが。
阿寒湖を旅をする時が来たのなら、是非この店に立ち寄って欲しい。。
きっと、納得の出来るナニかが、そこにはあるかも知れない。。
もし店が開いていたら、それは偶然ではなく必然の素敵な出逢いだと私は想いたい。。
人、人に逢う。

追伸。。
最近、素敵な店主さんに逢いに来訪したのですが、店のディスプレイが変わっており大変、素敵な店に。。
『何処と無く暗く』は取り消します(笑)

道路を挟んだお店の裏手にある鶴雅にチェックインした後、散歩途中に寄りました。
複数の土産物店が並んでいる中にある、山小屋風の外観のお店です。
ありがちな木彫りの熊から装飾関係品まで、色々な商品が並んでいました。
奥が作業場みたいになっていたので、自家製の商品が多数かもしれません。
シーズンオフだったせいか人が少なく、のんびり店内を見れました。
特にお店の方が話掛けてこられなかったのも👍でした。
繁盛期はきっと沢山の観光客で賑わっているのでしょう。