Hori Tatsuo Memorial Museum of Literature

この地を愛し、晩年は療養地として、この地を終焉の地とした堀辰雄文学記念館。彼はなかなか波乱万丈な一生を送っているが、軽井沢とりわけ追分宿を愛した。追分は冬寒さが厳しいが、春～秋は快適な避暑地でここ文学記念館で海抜９８０ｍある。４月とはいえまだまだ寒い３日、初めて訪れたが、展示内容より記念館の佇まいの感じの良さが印象に残った。堀辰雄の気分に浸れる場所である。

初めて伺いました。一度行きたいと思っていましたので、実際の家や部屋の中を拝見して、とても感動しました。

いつも変わらず、ひっそりとそこに存在する、思い出の場所。
きょうび堀辰雄を読む人も少なくなってしまっただろう。
『風立ちぬ』もアニメだと思っている人も少なくないだろう。

けど、死の恐怖を前にしながら、美しいものだけを見つめようとした、詩人の人生が、ここにある。

風立ちぬ、いざ生きめやも。

軽井沢を舞台とした
（風立ちぬ）（美しい村）で有名な
堀辰雄先生の文学記念館です。

記念館へのアプローチ両側の苔、堀辰雄旧家前の芝、ともによく手入れされていて気持ちが良い。屋内の展示とあわせて楽しみたい。

居心地よい記念館の中で、ゆっくり時間が過ぎます。軽井沢に来たら、立ち寄ると思い出になるでしょう。紅葉の時期にまた来館したいです。

風立ちぬの作家として有名ですが、軽井沢に定住していたこをこの記念館で初めて知りました。軽井沢の喧騒から離れたところにあり落ち着いた雰囲気の家が展示されています。

高校生の頃、耽読した掘辰夫。追分の面影が石畳の小径に残され、書庫と遺品に作家の息遣いが感じられました。

堀が実際に身につけていたマフラーや背広など貴重な品々が展示されています。とても素敵な所でした。

梅雨寒の今日、来館者が、私一人だったので、静かに、ゆっくり見られました。
世俗を忘れるのに最適です。

開館時間 9時から17時
休館日 毎週水曜日（祝日の場合は開館、7月15日～10月31日は無休）年末年始（12月28日〜1月4日）
常設展示室と企画展示、旧宅、文学碑、書庫があります。
常設展示室は堀辰雄の妻・多恵が建てた夏を過ごした家です。１階には堀辰雄の生涯と作品についてに展示されていて、２階は書簡などが展示されています。
旧宅は堀辰雄が昭和26年7月～28年5月28日に住んだ家です。
受付まで行く際に通る道の楓は堀辰雄が旧宅の新築祝いに室生犀星から贈られたもので、反対側のカラマツは、堀辰雄の妻・多恵が植えたものです。
広くて整えられていて綺麗でした!
今回の企画展は｢萩原朔太郎と堀辰雄｣でした。展示物は書簡や雑誌、書籍などでした。堀辰雄と萩原朔太郎の関係がとてもよく分かりました。

門を潜ると、澄んだ空気と鬱蒼とした木々がある旅人を迎えてくれた。
私が資料館へ赴く際に心得ていることは、ある一人の芸術体系と我が人生を照らし合わせることによって、新たな知識を享受すると共に、回顧することである。

あいにく氏の作品は、代表作しか読んだことがなかったが、情景描写は繊細でわが精神に何ら滞りなく軽井沢の実体を表象させてくれた。しかしながら、氏が体験したここの地は、とても美しい村ではなかったのである。認識を変えることにより、美的側面を描写するという思想家の第一義務を完遂したのであろう。私はもっと巧くここの地を描写できるかと思ってこの文章を投稿してみた次第だが、まだ知性不足とも言える拙劣さが窺える。それはまだ自分が23歳しか生きていなく、もっとこの現実の酸いも甘いも経験できていない所以かそれとも経験を巧く表現する文章力が足りていないのかどちらかであろう。

門の前が無料駐車場になっていました。自転車で訪れましたが自転車置場は特にありませんでした。立派な門は移築の門で、堀邸のものではありませんが、苔と石畳と木陰が気持ち良く美しいアプローチです。土曜日でしたが、私以外は誰も来館者がおらず、一人じっくりと1時間程過ごしました。芥川龍之介との親交など、当時の若い文豪達がこの地で過ごしたのかと思うと感慨深く楽しめました。お庭も芝生で気持ちよく、とてもリラックスできました。季節の良い時に是非訪れて欲しい記念館です。

あいにくのあめだつたけど、楓がしとしと趣きあった。だから、女房の写真が若くとれて大喜び。

門から真っ直ぐ樹木が左右に並ぶ記念館は美しい自然を愛し、作品にも取り込んだ堀辰雄の世界を彷彿とさせる。直筆の書簡類も展示されていて、生前の生活が偲ばれる。堀氏は高校、大学が同じだった芥川龍之介を文学の師と尊敬した。この記念館でもその事が分かります。だから、芥川の自殺が如何に哀しみと動揺を与えたかが容易に想像できる。生活した部屋が再現してあり、時間を忘れて見学出来て楽しくなる。前述の芥川の死と葬儀を自分の作品に取り込んで、冒頭に使っている小説がある。

追分宿を目的地として出掛けました。
付近を散策し堀辰雄文学館に立ち寄りました。
入り口には昔の本陣の裏門があり、見事な苔の道が出来てます。
個々には堀氏終焉となりました家と書庫(完成を見届けられなかったのですが‥)も有りました。

余談ですが、文学館近くの泉洞寺には堀氏が愛した石仏もあります。

当時の軽井沢が感じられ佇まいとても良かった。また界隈を歩いてみたい。

郷土館的なものがお好きな方にはオススメです。
静かな文学の時間に浸れます。

軽井沢の美しい自然の中で、堀辰雄文学を体感する。学び大き、本当に素敵な場所でした。

静かに美しい文章に出会う場所。